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派遣社員がケガしたら、派遣会社(派遣元)の労災保険使うんだってさ

雑感

いや、驚いた。ちょっと気になって調べてみたのさ。

建設業じゃ、元請けが現場ごとに労災保険に入ってる。だから、工場で働いてる派遣労働者についても同じように、派遣先の会社が入っている労災保険を使うのだとばかり思っていたのだ。構造的に似たようなものだから。

そもそも、労働安全衛生法では事業所ごとに統括安全衛生責任者を置くことをさだめてるわけで、この人が仕事場の環境を安全に保つ責任を負っている。労働者がそこでけがをしたりする、ってことは統括安衛者が責任を果たしてないわけだから、自分とこで入ってる労災保険で補償する。ゼネコンであるうちの会社が元請けである現場で、協力会社の職人さんがケガしたら、現場が始まったときにうちの会社で入った労災保険使うわけ。建設業界ではそう。

そうしないと、派遣社員ばっかりが働いてる工場の安全対策、どんどんおざなりになっちゃうっしょ。派遣社員がケガしたって、自分の財布はイタまないわけなんだから。そりゃ、労働基準監督署からは怒られるだろうけど、お金が伴わなきゃ、真剣にはならないよ。じゃあ、派遣会社が自分のとこの社員の安全対策を代わりに・・・って、それをやっちゃあ、派遣じゃなくて請負になっちゃうだろ!

こういうご時世になるとヒシヒシ感じるけど、建設業という業種には、臨時雇いの労働力を受け入れるための仕掛けが随所に盛り込まれている。たとえば、建設業法や労働安全衛生法の中に。今みたいに不況になって、職を失う人が大量に発生しても、政府が公共事業として建設工事を起こせば、即座に雇用が生まれ、多くの人がある程度の保障を得ながら働くことができるように。そういう意味で、昔の政治家、いや官僚ってのはえらいなぁと。

今の時代に、マクロ経済の教科書的な財政政策がどの程度効くのかなんて、土建屋のおいらにゃわかんないけど、職を失った人たちを送り込みたいと思っている業界、たとえば介護?とかには、少なくとも建設業と同じくらいの法整備が必要なんじゃないかな。そういう意味じゃ、はてな界隈にいると、IT業界なんか建設業界と同じように多重請負構造になってるのに、建設業法に相当するものが全然ないみたいじゃん。そう、これを読んで思った。
日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか - Casual Thoughts

でも、IT業界はどう考えても失業者を受け入れるには向いてないよね。おぼえることが多すぎて。だったら、やっぱ多重下請け構造のほうが間違ってるんだろうね。早く直るように、id:jkondoは、もっと政治家に献金しなきゃ!はてなポイントをどーんと2000ポイントくらいあげるといいよ!