こういうのは増田に書くべきなんだろうけど、面倒だからここでいいや。30歳越えてやっとわかったよ。
何をもって頭がいいとするかという議論は、藪蚊のように沸いてきて、いつの間にかおさまっているというのがはてな界隈の常なので、ここで蒸し返すようなことはしたくない。定義なんかどうでもよく、ひどく直感的なもの。
その人の前にいると自分の中に劣等感が沸き起こる。見透かされてるような気がするのだ。
自分の一言一言が、一挙手一投足が評価の対象になっているような。会話が終わって寝る前とかに思い出す。「あー、バカなこと言っちゃったー」って一人叫びながら布団の中でばたばたする、そんな気持ちにさせられてしまうのだ。
俺は、そういう人への対応に慣れていない。
心の中であっても、相手が自分より頭がいいということを認めたくないんだ。要するに負けず嫌い。
そういう人の前にでると、イヤでも負けを認めざるを得なくなる。だから、逃げる。
普通、人との会話の中では、相手にバカにされたくない、という気持ちがはたらく。だから、「俺、この程度バカなんだけど」「あー、それじゃ俺のほうがちょっと賢いね。」「そうですねー、じゃ、ここはちょっと下手に出ときます。」みたいな探り合いは、普通行われない。行わなくていいように、上司と部下、先輩と後輩、みたいなシステムが存在し、討ち死にする人を減らしているんだと思う。
でも、そういう人たちの前ではそんなシステムは一切意味を持たない。鎧袖一触、一刀両断。そういう勝負に慣れているのだ。
そんな相手に挑むのは無謀。わかってても傷つかないように回避しながらうまく距離をとる方法、学んでこなかったんだよ。
んー。ごめん、やっぱ、わかってないかも。