読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

俺の俺による俺のためのマクロ経済講座2

雑感


さて、前回のつづき。

前回の図式の輪の中に表示されているのは、「回っている」お金だけだ、と書いた。では、回ってないお金とは何か。それは、預貯金だ。

預貯金となったお金は、グルグル回る図式の中からは消えてしまう。消えてしまうってのは、絵的に表現しにくいので、すり鉢のようなものを想像して欲しい。勢いよく回っていれば、ふちの近くを回っているけれど、勢いがなくなると、すり鉢の底に開けられた穴に吸い込まれてしまう。ルーレットの玉のようなイメージだ。

穴に落ちた先に待ちかまえているのは銀行。経済に勢いがなくなると、銀行にお金が溜まってしまう。(銀行からお金が出て来る場合もあるが、それは別の機会で考えよう。)銀行ってのは、お金のレンタル料で儲けているわけだけれど、いろんなタイトルを揃えなきゃいけないレンタルビデオと違って、貸しているのは「お金」という1種類の商品だから、必要以上に在庫を抱えておく必要はない。だから、「銀行の銀行」であるところの日本銀行に返してしまう。こうして、お金が私たちの手の届くところから消える。回っているお金の量は少なくなり、景気が悪くなる。

じゃあ、景気を良くするためにはどうすればいいのか?

簡単なことだ。お金をみんなおろしてきて、パーッと使っちゃえばいいんだ。そうすれば、企業にたくさんお金が入って、給料が増える!

でも、それって俺一人でやってもだめじゃね?一人の持ってるお金なんて微々たるもんだしなぁ。だいたい、パーッと使うったって何に使う?ひょっとして、企業がお金の流れを止めちゃったりして・・・。

なんてマイナスイメージばっかり浮かんじゃうと、お金を使う気にはならない。もちろん、みんながお金を使わなければ、景気は良くならない。景気ってのは、みんなの気分と密接な関係にあることが、何となくわかる。

景気が悪いから気分が沈むのか、気分が沈んでるから景気が悪いのか。

たまごが先か、にわとりが先か。